The way to a cup of coffee
1杯のコーヒーまでの道のり
How coffee
is madeコーヒーが飲めるようになるまで
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産地
- 栽培(タネ 苗 植樹 開花 結実 収穫)
- 精選
- 脱穀
- 選別
- 袋詰め
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輸送
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加工
コーヒー産地国
「コーヒーベルト」と呼ばれる、赤道をはさんだ南北回帰線内の熱帯・亜熱帯地方で収穫されます。世界約60ヶ国で栽培されています。
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中・南米
- ブラジル
- コロンビア
- グアテマラ
- メキシコ
- エルサルバドル
- コスタリカ
- ニカラグア
- ホンジュラス
- ペルー
- ボリビア
- パラグアイ
- エクアドル
- パナマ
- ベネズエラ
- ジャマイカ
- キューバ
- ハイチ
- ドミニカ共和国 など
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アフリカ
- ケニア
- エチオピア
- タンザニア
- ルワンダ
- ウガンダ
- ブルンジ
- コートジボワール
- カメルーン
- コンゴ民主共和国
- ザンビア
- ジンバブエ
- マダガスカル など
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アジア・太平洋
- ベトナム
- インドネシア
- インド
- 中華人民共和国
- ラオス
- タイ
- カンボジア
- ネパール
- ミャンマー
- フィリピン
- 東ティモール
- パプアニューギニア
- ハワイなど
苗木~開花~結実
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パーチメントと呼ばれる種を1~2粒づつ植える。1~2か月で発芽する。
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発芽後、肥沃な土と肥料を混ぜて作られた苗床でじっくり育てられる。
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農家の中には苗から栽培する所もあるが、購入するのが一般的。
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種子を蒔いてから6~9ヶ月程度で農園に移植する。
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コーヒーの木。植樹後2年で実を付け始める。本格的な収穫は3年目から。
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白く小さい花が葉のつけ根に群生して咲く。香りはジャスミンに似ていて2日ほどで散り、花が落ちた部分に実が成る。
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結実した実は初めは緑色で硬い。
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だんだん緑色から赤く熟し、コーヒーチェリーと呼ばれる。
収穫
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手摘み
手を使い、熟した豆のみ丁寧に収穫する。
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機械収穫
機械収穫風景。コーヒーの木を間に挟み効率よく収穫することができる。
精選~乾燥工程
ナチュラル
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ブラジルではチェリーのまま、パティオに広げて乾燥される。乾燥期間は100%天日乾燥で2週間ほど。
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木製の攪拌棒にて均一に乾燥させる。 30分毎に畝を作り直す。
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乾燥されたチェリー。コッコという。
ウォッシュド
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小農家から買い集められたチェリーを貯水槽に投入し、水面に浮く実と沈む実を選別する。
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パルパーと呼ばれる果肉除去機にかけ、果肉を剥ぎ取る。
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ふるい設備にかけ、残った果肉などを除去し、粘着質がついたパーチメントのみ取り出す。
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発酵槽にパーチメントを入れ、水に24時間
註)程度漬け、粘着質を除去しやすくする。
註)産地の環境温度により長短あり
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発酵槽に漬け終えた後、水洗い用水路を通し、木の棒を使って粘着質を除去する。
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パティオと呼ばれるコンクリートでできた乾燥場で乾燥させる。 30分毎に混ぜて均一に乾燥させる。
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降雨時はビニールシートで包み、朝露の水分から防ぐ。
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100%天日乾燥の場合は、1~2週間乾燥させる。
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乾燥にドライヤー(乾燥機)を使用する場合もある。
乾燥温度、時間は様々だが、おおよそ50℃で24時間程度。
脱殻~選別工程
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脱殻。乾燥させたパーチメントまたはコッコの殻または皮をむき、コーヒー豆と分別する。
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スクリーン選別。コーヒー豆の粒の大きさをふるいによって分類する。
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比重選別。振動している傾斜盤を通し、それぞれ重さの異なる流通品、殻、欠点豆を比重で分けて選別する。
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電子選別。生豆を溝に通し通過する際にレーザーを当て、波長の違いから黒い豆など色の異なる豆を選別し除去する。
充填~出荷~入港
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充填は一定重量を計測しながら行う。 ミシン縫いをして麻袋に封をする。
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保管された生豆入り麻袋。この状態で出荷まで保管される。
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コンテナに収容され、トラックにて輸出港まで輸送される。
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貨物船で生産国より運ばれる。長い場合は約2ヶ月で日本に到着する。
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日本に到着後、ヤードにてコンテナ毎に分けられ、保管倉庫に受け渡される。
産地風景
ブラジル
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広大な土地に農園がつくられる。(プランテーション)
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機械で一気に収穫する。
中米(グアテマラ)
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コーヒーの木は山の中腹の斜面に植えられる。
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中米の農園では周りにコーヒーの木の保護を目的としたシェードツリーが植えられている。
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火山帯の肥沃な土で育つ。
インドネシア
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中米同様にシェードツリーが植えられ、平坦な土地での栽培が多くみられる。
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中米同様にシェードツリーが植えられ、平坦な土地での栽培が多くみられる。